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千葉県眼科の加藤眼科です。日帰り白内障手術・緑内障治療・その他の眼科疾患に、経験豊かな専門医が対応します

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レーザー治療

レーザーの種類

一口にレーザーといっても、いろいろな目的の機種があります。
現在一般に眼科の網膜等の眼内治療に用いるレーザーは次の4種類です。

◆ マルチカラーレーザー、アルゴンレーザー、半導体レーザー等
光を発生させる物質の違いにより、名称が異なります。黒い紙に虫メガネで集光した太陽光線を当てると紙が焼けるように、局所的に熱を生じさせて、組織を熱凝固する効果があります。レーザー光の直径は50~500ミクロン(0.05~0.5mm)ですから、非常に細かいやけどを人工的に作ることになります。出力は0.05~2ワットの範囲で、用途に応じて設定を変えます。やけどといっても、目の中は皮膚表面のように知覚神経が多くありませんので、痛みはそれほどでもありません。具体的には、主に網膜裂孔・糖尿病網膜症等に対する網膜光凝固と、閉塞隅角緑内障に対する虹彩光凝固に用いられます。
当院ではマルチカラーレーザーを導入しています。網膜裂孔や糖尿病網膜症等の治療に、威力を発揮しています。

◆ ヤグ(Nd:YAG)レーザー
レーザー光をある1点に集中してバーストさせることにより、その部位の組織を破壊します。 最もよく使われるのは、白内障手術後に水晶体の袋が濁る後発白内障という病気に対する治療です。この場合は痛みも全くなく、数分間で終了しますのでレーザー治療の中では、最も楽に受けることができます。その他、緑内障の急性発作などに使用することもあります。当院でも、主に後発白内障の治療に使用しています。 
当院では、新しい機種を導入し、以前よりも治療効果が容易に得られるようになっています。この機種は後発白内障治療のみならず、緑内障に対する選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)にも対応しています。 

◆ 炭酸ガスレーザー
主に眼瞼の手術に用いられます。組織を蒸散させる効果があるため、出血を伴わない皮膚切開を行うことができます。また、いぼなどの腫瘤を除去する際にも有用です。形成外科では皮膚のしみとりにも用いられます。当院でも眼瞼手術の際に時々用いています。

◆ エキシマ(Excimer)レーザー 
このレーザーは組織の表面に照射することにより、組織表面を蒸発させる効果があります。
角膜に対して使用すると、設定された深さまで滑らかに表面を削ることができるため、近視手術として広まっています。 角膜表面にそのままレーザーを当てて近視を治療するPRK、角膜表面の悪い部分を除去するPTK、そして最新の近視手術として広く行われつつあるLASIK(角膜表面を薄く弁状にはがしておいて、その下の部分にレーザーを照射し、その後弁を戻すという操作により、術後の痛みも少なく、定量性も安定しました)などに応用されています。
当院では導入しておりませんので、御希望の方には院長がアドバイスの上、信頼できる施設を御紹介しております。

レーザーの適応例と治療費

【マルチカラーレーザー】
網膜に穴があいた場合
網膜に穴があき、網膜剥離が軽度に生じている場合
網膜に穴があいていると、その穴が原因で網膜剥離になることがあります。
網膜剥離がすでに進行していたら手術を行うしかありませんが、これが軽度の場合やまだ起こっていない場合は、レーザーで穴の周囲を焼くことにより網膜を剥がれにくくすることができます。
眼底出血
最近はレーザー以外の薬物療法や手術が主流となっていますが、一部の眼底出血の合併症の予防のために網膜光凝固を行うことがあります。
糖尿病網膜症に対する局所的凝固
毛細血管瘤がむくみの原因となっている場合、それを直接凝固します。
網膜の中で血液のめぐりが悪い部分(無灌流野)があると、将来悪影響を及ぼすため、悪い部分を焼いて“間引き”することにより網膜症の進行を予防します。
糖尿病網膜症に対する汎網膜光凝固
無灌流野が広範囲に存在したり、新生血管(脆くて出血しやすい)がすでに生じていたりする場合には、網膜の全象限を約4回に分けて凝固します。
黄斑浮腫などの副作用が生じる可能性もあるため、視力に注意しながら1~2週間以上の間隔をおいて行っています。
中心性漿液性脈絡網膜症
いわゆる中心性網膜炎に対して治りを早くする目的で行うこともありますが、この場合は5~10分以内に終了し、痛みもまったくありません。
虹彩に穴を開ける場合
急性の緑内障発作を起こした場合の治療として、もしくは発作が起きる可能性が高い場合の予防的処置として虹彩(茶目)に小さい穴を開けることがあります。

これにより発作の危険性は、ほとんどなくなります。
これ以外にもいろいろな用途がありますが、詳細は省略させていただきます。
費  用
上記 1・3・4の場合は保険3割負担で 約3万6千円
(1割は約1万2千円)
上記 2・5・6の場合は保険3割負担で 約5万4千円
(1割は約1万8千円)
上記 7の場合は保険3割負担で 約2万4千円
(1割は約8千円)

手術給付金付きの医療保険に加入されている方は、支給の対象となることが多いようです。
詳しくは保険会社にお問い合わせ下さい。

【ヤグレーザー】
ヤグレーザーは焦点が合った部位の組織を破壊する効果が強く、白内障の手術後に生じる濁りの(後発白内障)治療や、マルチカラーレーザーの7と同じ用途に使われます。
このレーザーの所要時間は2~3分と短く、しかも痛みはほとんどありません。
費  用
後発白内障治療の費用は保険3割負担の方で 約5千円
(1割の方は約1500円)
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